柄杓のねぢは肘よりぞする

 

 

「湯を汲みて茶碗に入るゝ其時の 柄杓のねぢは肘よりぞする」
——この古訓を女性向けの右脳的・波動的・エレガントな解釈でお届けします。

 


右脳で読む「柄杓のねじは肘より」
形ではなく、“波”で起こす動き

この一句は、
「柄杓のねじりは手首ではなく、肘から始まる」
という茶道の基本を伝えています。

左脳的に読むと、
「肘から回しなさい」
という単なる技術の説明。

でも、右脳的に読むとまったく別の世界が開きます。

右脳解釈
—— 肘は“湯の波”とつながる中心点

柄杓をひねる動きは、
手首でくるっと回すと“技”になります。


けれど肘から静かにひらくと、
その動きが身体の中心線(丹田)から湧き上がる波となり、
湯の表面にまで“静けさの円”が伝わります。

手首の技

・小手先の動き
・人の視線を意識している動き
・「どう見られるか」という外向きの波

肘からの波

・丹田とつながる動き
・肩〜肘〜手首が一本の“光のライン”でつながる
・湯の波を乱さず、空間ごと整える動き

右脳が見る世界

柄杓をひねる瞬間、
肘の内側に、すっと金の細い光が流れるように感じます。

その光は丹田から上がり、肘を通り、
柄杓の先に集まって、
湯を「運ぶ」のではなく、湯の“気”をそのまま移す。

つまり、

湯の波動を保ったまま茶碗へお迎えする動作

になります。

手首で回すと“湯を扱う人間の都合”が出ます。

しかし肘からひねると——
湯と自分の波が同じ高さに揃い、
茶碗と柄杓と湯がひとつの円になる。

その円を右脳は感じとっています。

 

女性と「肘のねじ」

女性は、
直線的な力よりも、
“円を描く力”が本質です。

 

肘からひらくねじりは、

・柔らかさの中にある芯
・静けさの中の強さ
・優雅さの中の深度

を自然に生み出し、
女性特有の「ふわりとした波の美しさ」を最大限に引き出します。

 

 



それは茶道が求める「静の美」と一致します。

2025年11月27日